私たちは、8Kスーパーハイビジョンの映像技術を応用した内視鏡を製品化するためにカイロス株式会社を2016年2月に立ち上げました。設立から間もない会社ですが、超高解像度の8Kを医療機器に生かしたのは日本初であり、その技術は時代の最先端を走っています。

「一人でも多くの命を救いたい」―。その思いから、医師や医療工学の企業・専門家による研究グループが動物実験や臨床評価の実証に着手したのは2013年のことです。そして3年後、世界最小で最軽量である450グラムの8K内視鏡(硬性)プロトタイプの開発に成功しました。解像度は肉眼の視力4・27に匹敵します。さらに8K画像を3D化するコンバータ技術やズーム機能も確立して、8K内視鏡の実用化にめどが立ちました。
この成果を踏まえて、製造・販売に移行する予定です。

現在の内視鏡は、以下のような問題点を内包しています。

  1. 患部を詳細に観察しながら治療しようとすると、内視鏡の先端部を患部に近づけなくてはならないために、手術器具同士が相互にぶつかり、手術の妨げになってしまう。
  2. 患部に近づいて観察する際、内視鏡の視野が狭いために周辺域で起きている出血等を見落とす危険性が付きまとう。

今回、弊社の「8K内視鏡」の登場により、内視鏡手術の効率性や安全性が格段に高まります。手術時間が短くなることから、一定の時間に施せる手術の件数が増大するとともに、開腹部分が小さくなるため入院期間が短縮されます。
こうした患者の安全・安心の確保に加え、年々増大していく入院の経費など医療費全般の大幅な削減にも貢献します。日本から世界の市場に向けて、8K内視鏡を普及させていくことにより、医療機器の大幅な輸入超過にある現状から脱却して日本の経済に資することにもつながると確信しています。

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